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Japan Subculture Research Center

A guide to the Japanese underworld, Japanese pop-culture, yakuza and everything dark under the sun.

A few words about the End of Goto Tadamasa/ 後藤忠政組長の終焉に関する考察

·     English will follow the Japanese. 

·     この数日間、後藤忠政組長の除籍騒動及びその経緯を客観的に報道するよう頑張りました。除籍の理由は派手な誕生日会だけでないことも昭々であります。警察や裏社会などの情報源から集めた情報を組み合わせて考えると、除籍の理由は大さっぱに次の通りです。(1)2001年、FBIとの取引及び山口組内部情報漏洩疑惑(2)2006年 菱和ライフクリエイト事件での監督不行届。同事件の報道が起爆剤で、金融庁等が暴力団フロント企業の資金獲得活動を厳しく取り締まるようになった(3)2007年警視庁情報漏洩で芸能界との腐れ縁、または愛人問題が判明し、世間騒がせ。本人の不注意が問われた(4)仮病を使って幹部会を慢性的欠席(5)派手な誕生日会で仮病使いの欠席もばれたうえ、また世間騒がせ、マスコミと当局の注視を誘った(6)堅気や一般市民を繰り返して脅かして山口組の任侠団体とのイメージに泥を塗った(7)改正暴対法の施行で、山口組全の存続を危うくし、さらに厳しい改正を誘発する危険分子とみなされたーー誕生日会はあくまでも口実でした。

·     後藤組長の渡航記録。編集側の配慮で旅券番号を削除した。

 これまでに、客観的な報道を目指したが、我ながら文面に私感が滲み出たかもしれません。お詫びいたします。2chのお陰でこのブログの読者が一日平均二百人から一気に約2000人ー4000人まで伸びました。その過程で、複数の日本人読者から「このサイトは何?誰が書いているか?」などの問い合わせが寄せられました。説明不足で済みません。

まず、このサイトの寄稿者が、日本人と外国人のジャーナリストや日本研究者や匿名の官僚や警察OBの寄せ集め。主題が日本の裏社会と地下経済です。英文と和文で記事を載せるよう努力しています。編集長は、元読売新聞警視庁担当の記者で外国人の僕です。5月のワシントンポストで後藤組長のFBIとの取引を暴露した本人。和訳を読みたいなら、「This Mob Is Big In Japan」にクリックしてください。読めば、筆者(僕)の執念と愚かさがわかります。

·     一部のブログや暴力団ご用の雑誌では「後藤組とFBIの取引は本当にあったのか」と疑問符付きで取り上げられています。作り話ではなく、否めない事実です。米大手新聞ワシントンポストもロスタイムズでも裏付けられ、FBIが、米上院議員へその取引の内容も認めています。後藤組長の弁護士でさえUCLAでの肝臓移植について証言済み。「平成日本タブー大全2008年」(宝島別冊)で詳報があり。日本のマスコミでは、ロスタイムズの記事を裏取らずに翻訳して報道したが、独自取材をしていません。それは後藤組長が怖いからです。

·      確かに恐れるべき存在です

·      「資金面では地元の財政界人、在京の右翼、金融界、総会屋、不動産ブローカー等と知己を持ち、これらを利用して莫大な資金をつくった。特に、過去創価学会の土地不正取得、墓地公園建設を巡る(株)日原と市政の癒着問題に深く介入し、莫大な資金を得た他、ゴルフ場、企業進出等の開発行為を察知し土地先行取得による企業恐喝で暴利を得、これをもとに東京進出を果たした」(警察庁資料より)。総理大臣よりも力と金を持ち合わせていると言っても過言でない。

·      除籍の理由が派手な誕生日会とされています。しかし、最初の報道では、マスコミが一様に誕生会に出席した芸能人の実名は出したが、後藤組長の実名は出しませんでした。多くのマスコミは除籍騒動が起きるまでに「後藤忠正組長」との名前を出す勇気がなかったのです。それが日本マスコミの自己防衛策。賢い選択でした。伊丹十三監督の襲撃事件を覚えている記者やデスクは大勢います。警察でも「後藤の反感を買う奴は長生きしない。敵を見つけられない場合でも、親類を狙う執念深い人」とも警告します。実に後藤組の報復手段は恐ろしいものです。

·      「後藤組の犯行特徴)綿密、計画的に犯行を焦らず長期的に構える。

·      * 役割分担(下見、ヒットマン、見届役等)を明確にし、その担当者は本スジを知らされていない。(突き上げ不能)

·         * 犯行には窃取した県外ナンバーを取り付けた乗用車を使用し、突き上げを不能にする。

·         * 資金面で余裕があるため、焦らずジワジワと相手に音を上げさせる。(事件化が困難)

·       報復禿名事件の敢行

·      * 個人犯罪は比較的少ないが、組織の面子や方針に逆らう者については、執拗に組織的に敢行する。

·         * 組織内外に対するアピール性のある事件を積極的に敢行し、組織の威力や地位の向上に利用する。

·         * 攻撃目標に対しては、相手、手段を選ばない。(女、子供や衆人監視の中でも敢行し、凄惨性を見せつけるため、その後の被害届が困難になっている。)

·      マスコミが後藤組長に関する報道を控える理由は恐怖だけでないのです。後藤組長が、飴と鞭でマスコミを制御するのが得意です。

·     マスコミを恫喝。組織に不利な報道については、組織名を使って執念深く脅迫する。(また)週間誌に情報提供(謝礼振込あり)」(警察庁資料)。

·     後藤組のフロント企業の中でも芸能事務所「バーニングプロダクション」もあります。昨年夏ごろ、警視庁からの情報漏洩で、後藤組のフロント企業一覧表にも同社が掲載されました。警察庁と警視庁が200712月、民放連に対して「暴力団との関係を絶つよう」要請した背景にもこういった事実があります。マスコミや特にテレビ局にとっては、後藤組を怒らせてしまうと、芸能人の取材が難しくなり、得になりません。バーニング社の社長の電話一本で後藤組長にとっては都合の悪い番組が放送直前に打ち切られたこともあります。同業者の礼儀としては詳細は明かしません。とにかく、すごい力を持っている人です。だから、ワシントンポストに書いた記事は日本の新聞で書けなかったのです。2ヶ月以上、日本の雑誌でもやってみましたけど。

·      日本では半生を過ごして来ました。記者の人生は15年間ぐらいです。その取材の過程で、数人のヤクザと親しくなりました。多くのヤクザは「任侠」を口実に私服を肥やすだけです。だが、その中には、義理堅くて約束を守り、本当に「強きを挫き、弱きを助ける」という任侠の精神・正義感を持った男児もいました。例外的な存在かもしれませんが、でも本当にそういう「任侠の男」がいます。後藤組の中にもそういう人もいます。だが、後藤組長は逆に「弱きを挫き、強きにへつらい、子分も親分も裏切って転楽しく暮らそう」という任侠の反面教師のような存在です。若きころは確かに勇敢な男でした。山口組の東京進出の功労者であることは誰も否めないのです。だが、それは昔話です。

·      知り合いのマル暴デカが後藤組長をこう説明しました。「「極道」ではなく、単なる「極悪」だ。古き良きヤクザは堅気に迷惑をかけないよう努力したのだ。義理堅い奴もいた。彼は違う。彼の命令に従った兵隊は一般市民を脅したり危害に加えたりするほか、地上げをやって年寄りを家から追い出したり、民家に火炎瓶を投げたり、詐欺も働き、映画監督さえ殴ったり蹴ったりする蛮行も平気でやる。堅気に迷惑ばかりかける。彼は任侠の客でなく、ヤクザを装った社会病質者で冷酷なビジネスマン。現代ヤクザの金銭崇拝主義の権化」と閻魔顔。

·     民暴対策の弁護士は後藤組長に感謝すべきところがあるとも話します。「1992年、彼の部下らが伊丹十三監督を攻撃したことで、国民やマスコミを怖がらせてしまい、暴対法を決定づけたみたいだ。低俗な例えだが、要するに、彼らが怒りに酔った状態で、スキンなしに世間という母体を侵しちまって暴対法を産ませたようなものだ。皮肉なことに後藤組長が暴力団対策法の父御です。今回の改正暴対法にも間接的に貢献している」と評価します。

·      この弁護士は後藤組を脱退した人間の弁護も担当したことがります。「組員にも多少同情を禁じ得ないところもあります。絶対主義国家の中で生活しているからです。命令に逆らえない立場に置かれている」と力説。警察庁資料もその主張を裏付けています。

·      「(組織の統轄が)信賞必罰(を原則とする)

·     論功行賞が完全に実施される。(家族の生活費、出所後の地位、報奨金、車等の贈与)

·     個人犯罪で組織に迷惑をかけた場合は、降格等の罰を与える。

·     見せしめの為のリンチを他の者が見ている前で、同僚にやらせる。

·     (警察庁資料より) 

·     可愛そうなのは忠実な部下だけではないのです。一方、後藤組長が「除籍」という寛大処分で引退しているが、他方、後藤組長と賛同した直参たち(大門会や井奥会など)が惨めな懲罰を受けています。後藤組長が「除籍」の受け入れることで、実質的に彼らを見殺しにしました。

·     それも案の定。後藤組長は〝裏切り〟の達人です。2001年、延命のために山口組内部情報を米当局に漏らして組織を裏切りました。FBIとの約束を守らずに帰国してFBIなども裏切りました。その影響で稲川千尋会長がアメリカで肝臓移植を受けられなくなりました。後藤組長が賢いから、自分の行動がそういう結果を招くとわかったうえ、FBIとの約束を破り、結果的に稲川会長も裏切りました。今回の除籍問題で、〝死刑〟に近い絶縁処分を免れようとして反発に賛同した幹部も裏切り、除籍処分を受けて入れて賛同者の処分を黙認しました。最後まで逃げ切り、最後まで裏切り。それが任侠でしょうか。

·      僕の指摘ではないが、インターネット掲示板の落書きの中で、後藤組長が土壇場で、除籍を受け入れたことに触れる厳しい言葉もありました。

·     ーーーそりゃ違うな。本物の侠なら「自分は絶縁でも構いませんので、自分に同調した仲間は不問にしてください」と言うのが本筋だろ

·     また、

·      「後藤組長に追随して山口組脱退を表明していた6代目奥州会津角定一家は滝沢孝最高幹部預かりとする。神戸の井奥組、八代の大門会も有力組織預け、その余は不問。このはしごをはずされた人たちすごくかわいそうなんだけど。 後藤って人間のクズなの?自分さえよければいいの?

·      どう思いますか。ご尤もですか? 

·      引退した後藤組長は余生をどう過ごすでしょうか。今にも後藤組長が人目を忍んで破門・処分された幹部らと共謀して山口組から独立して山口・稲川・住吉会に次ぐ第4規模暴力団を作ろうとしている噂も飛び交います。それも警察の思う壺かもしれません。第4後藤組が設立した暁に、暴力団に対して初めて破防法が適用されるのが必然。それ以上説明は控えます。

·     それはさておき、実は今年2月ごろから「堅気になりたい」と申し入れた後藤組長は、恐らく余生を静かに楽しんでいくだけでしょう。僕もそうしたいのです。

·      僕は警視庁とFBIの保護対象になってから半年も経っています。「日本を出た方が良い」「日本へ戻らない方がいい」とよく言われました。しかし、このごろ、怖じ気立って生きるのが嫌になりました。僕は別にFBIとの取引を強要したわけでなくて、単にそれを報道しようとしただけです。それが私の仕事でした。

·     脅されても警告されても執筆活動を続けるのが狂気の沙汰じゃありません。やり続けるのが男として記者としての任務です。やめたら、長男に合わせる顔がなくなります。不在親父でもありますが、せめて多少勇気のある親父として覚えてもらいたいところです。

·     間接的に脅されても一部のマスコミの勇気の無さに幻滅しても、それでも日本でも住みたいのです。日本が好きだからこそ永住権を取得しました。記者としては、書いた記事がほとんど無意味のものだったが、ダイオキシン問題やC型肝炎問題に関する特報も出し、わずかでも日本社会へ貢献してきたつもりです。別に聖人ぶるつもりはないです。日本人に成りきるつもりもないです。しかし、僕の子供たちが日本人の国籍も持っており、日本人であることにプライドがあります。僕のために尽くした警察官、記者、裏社会の人間に借りがあります。それもあって日本を去りません。

·      後藤忠正氏のことをこの二年間よく取材してきました。彼の命令で苦しめられた人も知っています。その中には、行方不明となっている友人もいます。いやなほど、彼のことを勉強してきました。

·     インドで妙な諺があります。「敵を作る際、気を付けた方がいい。そのうち、その敵に似てくるから」。最近、諺の真義を痛感してきました。

·      恥ずかしながら、僕は、後藤組長との共通点があります。似たもの同士と言われてもあまり反論できません。二人とも戒律を守らない仏教の信者 (私は曹洞宗だけど)。二人とも仕事中毒で、酒とタバコを非常に好むせいで、肝臓と心臓の具合がよくありません。しつこい、敵を許さない性格です。女癖が悪い 。ただし、幸いなことに3点だけは違います。

·      僕は人を苦しめるのが好きじゃありません。稼業の掟と情報源を義理堅く守ろうとします。何より仲間を裏切りません。それだけ言えます。

·      後藤忠政組長がこれ以上、堅気に迷惑をかけずに引退を楽しんでいただけたら、私もみんなも幸せです。彼がこれ以上、世間を騒がせたら日本政府は渋々と「(仮題)暴力団撲滅法」を作成して公布して施行。国連や米国からもすでにそのような法律を作るよう圧力をかけているのが現状。そうなれば、暴力団は全滅するが、任侠団体も巻き添えを食ってしまいます

·     後藤組長と創価学会の指導者との文通が本物なら、彼も仏教に詳しいようです。僕も大学時代は禅寺で下宿したから仏教は知識があります。これから後藤氏は悠々と隠退生活を送りながら、仏教の知識を深めてお経とか「因果応報」とか「慈悲」とか、ということも勉強して懺悔して罪滅ぼしをしてもいいチャンスです。にわか仏教の信者として後藤忠政・元組長が、その好機を逃さないよう祈っています。

15 thoughts on “A few words about the End of Goto Tadamasa/ 後藤忠政組長の終焉に関する考察”
  1. 「本質」の運営人masaです。

    当ブログへのコメントありがとうございました。
    当ブログに掲載したコメントへの返事をこちらにも掲載しておきます。(同じ内容のものを)

    ジェーク・アデルステイン さん、コメントありがとうございます。

    やっぱり、任侠団体は必要悪だと思います。

    その上で、犯罪組織は壊滅させる必要がある。
    でも、警察や検察にはそれを行うに値する武器が無いと言う事ですね。
    その武器を与える事が出来るのは、政治家。
    日本国の政治家が、日本国民の事を本気で考えているのであれば武器と予算を与える事が出来るわけですから。

    ある程度、ヤクザとの関係を保ちながら治安を守る状況の各都道府県警の暴力団対策課ではなく、それに特化した組織も必要なんでしょうね。
    『警察庁』の傘下で、権限と予算を持つ「犯罪組織対策室」のようなものが。

    そして、検察に対しても司法取引と証人保護を導入へ。

    政治家が本気で決断する時。
    政治家にも血は流れるかもしれませんが、それでも政治家としての決断を期待したい。

  2. 拙ブログへのコメント有難う御座います。

    私は朝鮮ウォッチャーの端くれとして旧後藤組と金正日一味が
    何らかの裏取引があったと見ています。良知組と塚本組に
    分散された事によって金正日一味との関係が低下して
    取引頻度が低下すると思うのですが、どうなんでしょうか?

    私は金正日を後藤組長以上に残忍な野郎と見ています。

    それはさて置き、今回の一件も山口組六代目は名前の通り
    「忍」の一文字でしょうな。「忍び難きを忍び耐えがたきを耐え。」
    極道の筋でしたら力ずくでも裏切り者で有る後藤忠正元組長の
    タマ(命)をとってでもぶっ潰す所ですが「暴対法」の縛りがそれを
    許さないと。

  3. 「本質」の運営人masaです・・・とコメントしましたが、ブログ「ザッキ」の方にコメントをくれていた事に今日になって気づきました・・・訂正させてください。

    両方とも私が運営しているブログなんですけど、コメントをもらったブログを勘違いしていました。

    改めて、「ザッキ」の運営人masaです。

    北朝鮮との関係となると、覚醒剤などの薬物や重火器の密輸と言う事になるんでしょうね・・・
    他にも、宗教団体との関わり芸能界への強い関与など・・・
    山口組内部での処分も良いけど、警察にもしっかりとした捜査を期待したい。

    警察が動けなくても、山口組が自主的に最終手段による処分となったんでしょうけど、それも今の暴対法の下では無理だし、かと言って警察も動けるほどの証拠を握れていないし・・・そんな状況と言う事でしょうか・・・

    この先も要注目ですね。

  4. Brian,
    I’m working on it. I’ve been very behind on these things as I try to straighten out whether Goto’s loss of power means I can live a normal life. Thanks for asking. I’ll get on it.

  5. はじめまして。ミトラといいます。

    私はオウム真理教の裏で「後藤組が関与している」話を聞き、背後関係を調べています。
    中でも気になっているのが、「村井秀夫刺殺事件」です。
    オウム幹部の一人、村井秀夫が、メディアの前で暴力団に刺し殺された事件です。

    犯人は自称右翼の在日韓国人、徐裕行です。
    「口封じに殺した」「徐は北朝鮮の工作員だ」と世間から騒がれてきましたが、
    事件は未解決に終わり、徐裕行は懲役12年で出所しました。

    その後、徐裕行はブログを始め、
    ヨットを購入して贅沢な生活をおくったり、震災ボランティアをする姿を公開しています。
    その時所属していた団体が、「G-RISE日本」であり、後藤忠政が主催したボランティア団体です。
    後藤組は北朝鮮と共謀し、徐裕行を使って村井秀夫を殺害したのでしょうか?

    ジェーク・アデルステイン さんは、この情報をどうお考えになりますでしょうか。
    よろしく御願い致します。

  6. 御返事してくださってありがとうございます。

    後藤組・徐裕行の間には、「一水会」という新右翼団体が関わっているようです。
    一水会は右翼でありながら、容共・北朝鮮寄りの思想を持ち、代表者がしばしば訪朝しています。
    また、一水会顧問・鈴木邦夫は後藤忠政とも何かしら関係があるようです。
    http://ozcircle.net/_uploader/155360659

    他にも個人的に纏めた記事・参考文献があるので、これらの情報がお役に立てたら幸いです。

    http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2011/06/30-a155.html

    http://netpower1.blog14.fc2.com/blog-entry-947.html

    http://blog.livedoor.jp/aryasarasvati/tag/徐裕行

    1. 後藤組の関係者だった篠原寿氏は民主党の前原元代表に政治献金したことも判明しています。後藤忠政元後藤組長は政界へのつながりがすごかったのです。一水会と後藤元組長の関係は初耳です。ありがとうございます。

  7. 一水会についてですが、鈴木邦男顧問は野村秋介の弟子です。
    http://ozcircle.net/_uploader/156480390

    野村秋介は後藤忠政元組長と親しかったことは「憚りながら」やその他の関連書籍で確認することができます。

    問題なのは徐裕行の背後関係です。
    徐裕行は村井秀夫をメディアの前で刺殺してますが、
    この時警察関係者の間で、後藤組がオウム事件に関与しているのではと囁かれていました。
    (後藤忠政著「憚りながら」の中にも同様の記述があります。)

    小野義雄著「落としの金七事件簿」では、小山金七刑事率いる捜査第一課が
    「村井事件解決のためにも山口組、後藤組の捜査を関連づけて調べるべき」と唱えていました。
    しかし上層部の判断により担当を外され、結局捜査は難航し、未解決のまま終わっています。

  8. 再度お返事をしてくださってありがとうございます。
    ここで一番不自然なのが、徐裕行の事件直後・出所後の証言の変化です。

    徐裕行の殺害動機・背後関係

    逮捕直後
    「自分ひとりで考えてやった。テレビでオウムの報道を、見て義憤にかられた。」
    「このままオウムを放置しておくと危険だと思い、誰でもいいから幹部を痛めつけようと思った」

    「山口組系暴力団・羽根組の上峯から指示されたものである」

    「右翼思想に基づく犯行ではない。羽根組若頭から、『オウムはとんでもない組織だ』と、何度も繰り返し聞かされ、自分もその気になった」

    「今後やくざとして生きていくつもりがあるなら受けざるを得ず承諾した」

    上峰裁判・二審
    「一審で本当のことをすべて話しており、責任を果たした。若頭は娑婆にいる。下手にこれ以上証言すると、攻撃したと見なされ、自分や家族の命が危ない。自分も裏切り者として逃げ隠れしなければならない」(暴力団上層部の犯行を示唆。)

    出所後
    (週刊朝日緊急増刊号オウム全記録2012年発行より)
    「なぜ、僕が事件を起こしたか。それは、最終的には「個人の憤り」です。あの当時、社会全体がオウムに対し憤りがあったし、僕も「とんでもない連中だ」と強い義憤を感じていた」(暴力団上層部の存在をもみ消し、法廷での証言を捏造。)
    「オウムは未曾有のテロを起こし、被害者らの命を突然、何御理由もなく奪った。彼らはそんな家族の大事な絆を理不尽に断ち切ってしまったのです。それが許せなかった、という気持ちは今でも変わりません」
    (実に独善的、身勝手な主張だと思います。村井を逮捕し、事件の真相を解明することが、オウム事件犠牲者のためになるのではないのでしょうか。)

  9. すみませんが、捕捉のため再度投稿させて頂きます。

    徐裕行は1988年にイベント企画会社「イベントダイヤル」の代表取締社長をしていました。
    しかし、バブル崩壊で業績悪化、1992年秋に総額2300万円の負債を抱えて倒産しています。
    羽根組に入ってからは、宅配ヘルスや韓国人女性の偽装結婚をしたり、三重県の総合病院恐喝や羽根組長のガードをして生活していましたが、仕事が無いときは毎朝、喫茶店に入っては仲間の組員に「これから何をやって食っていこうか」と相談したり、新宿へ出てパチンコをしたり、ブラブラした生活を送っていました。(「オウム帝国の正体」「隣のオウム真理教)より出典」

    村井刺殺後は旭川刑務所の刑務作業で働くことになりますが、それでも低賃金しかもらえません。これでは服役後も辛い生活が続くことになります。

    しかし今、徐は所帯を持ち子供を拵え、フィリピンや韓国を旅行し、一般人が購入出来ないようなヨットを乗り回せるほど恵まれた経済力を持つようになりました。必死に働いても、ここまで裕福にはなれないと思います。明らかに何者かが出所後に援助をしている節がありました。

    http://ozcircle.net/_uploader/156570207

  10. 話が少しずれてしまいましたが、
    ここで後藤組と徐裕行、オウム真理教の関係を整理したいと思います。

    オウム真理教は本拠地が山梨県上九一色村でしたが、隣町の静岡県富士宮市(後藤組の拠点)にも進出しており、
    現地にサティアンを建設しています。
    また、後藤組は山口組系列でしたが、オウム真理教教祖・麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚も教団設立前は故郷の山口組に身を寄せていました。(高山文彦著「麻原彰晃の誕生」より)

    後藤忠政元組長は「憚りながら」の中で「オウムとは関わっていない」と主張し、距離をとりたがる様な発言をしていました。しかし、オウム事件関係者の徐裕行を何故自分のボランティア団体に引き込んだのか不自然に思えます。

  11. こんにちは。
    久しぶりに書き込ませていただきます。
    月刊宝島12月号に、後藤忠正政元組長の特集があったため購読したのですが、
    そこではカンボジア政府との繋がりが大きく取り上げられており、多数の写真が掲載されていました。

    又、自民党元参議院の村上正邦氏や、久間章生元防衛大臣の姿も確認できます。

    久間章生氏といえば在日韓国人フィクサーの許永中と繋がりがありますが、
    これは後藤組・北朝鮮関係となにか関与があるのでしょうか?

    よろしくお願いします。

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